- 格安SIMとキャリア、どこがどう違うのかよくわからない…
- 格安SIMは料金が安くなることくらいの認識だなぁ
- よくわからないから、乗り換えもなんか不安…
格安SIMという言葉は知っているけど、大手キャリアとどこがどう違うのかわからない!という人は意外と多いです。
通信系はややこしいイメージがあるし、調べるのも大変ですよね。
そこでこの記事では、格安SIMと大手キャリアの違いのポイントを絞ってわかりやすく解説していきます。
両者の違いを知ることで、乗り換えるか継続するか自分で納得して判断することができます。
- この記事でわかること
- ・格安SIMと大手キャリアの違いを要点を絞って比較!
・格安SIMよりも大手キャリアがおすすめな人3選
・格安SIMに乗り換える前に知っておくべき注意点
細かい部分を説明すると頭が混乱してしまうので、大枠の大事な部分を解説しています。
ぜひ参考にしていってくださいね。
格安SIMと大手キャリアの違いをまとめて比較!
両者の違うポイントを細かく上げたらきりが無いです。
そこで具体的なポイントを6つに絞ったので、参考にしてください。
この6つの項目の「違い」をある程度把握すればOKだよ♪
大手キャリア (au・ドコモ・Softbank) | 格安SIM | |
料金プラン | 自由度は低く、割高 | 自由度が高く、安い |
通信速度 | 安定して速い | 時間帯によって、遅くなる |
店舗 | 全国にある | 基本的にはない |
メール | キャリアメール | フリーメール |
契約期間・解約金 | 2022年4月より、廃止 | どちらも廃止 (事業者によってはある) |
割引制度 | あり | 基本的にはなし |
キャリア(au・ドコモ・Softbank)や格安SIMの事業者によって、細かい部分は違ってきますが大枠の部分が認識できれば問題ないです。
また大手キャリアの「契約期間・解約金」ですが、2022年4月以前より契約している場合(旧プラン)、万が一がありますので必ずキャリアのマイページで解約金の確認をしましょう。
格安SIMの解約に関して詳しく解説しているので、併せて読んでみてくださいね。
でもなんで同じ通信事業者なのに、こんなに違いが生まれるの?
大手キャリアは、独自の基地局やネットワーク設備などの通信インフラが完璧に整っており、国内に張り巡らせてあります。
現在は楽天モバイルも独自の基地局を作り「4大キャリア」と呼ばれていますが、繋がりにくいという問題があったりします。
一方格安SIMは、大手キャリアが整えてくれた基地局・ネットワーク設備を借りて運営しています。
回線を借りているから、コストをかなり抑えて提供してくれているんだよ♪
格安SIMよりも大手キャリアがおすすめな人3選
格安SIMよりも大手キャリアのほうが向いている人のポイントを3つにまとめました。
以下の3つに当てはまる場合、大手キャリアの方がストレスなく満足して使えます。
- 格安SIMの料金プランがどうしても決められない人
- 通信速度が常に安定しており、速度を落としたくない人
- 何か困ったときに、すぐに店舗で解決したい人
・格安SIMの料金プランがどうしても決められない人
大手キャリアと契約する時は、店舗に行きスタッフと対面で料金プランやオプションを決めていく流れですよね?
格安SIMの場合、基本的にwebから契約するので自分で決めていかなければなりません。
ヅーの母・父は、パソコンやスマホの操作がほぼできないよ…
ただでさえwebの操作が不安なのに、自分で適正な容量(GB)を選択、MNP転出の手続き(電話番号の引き継ぎ)…など苦手な人にとっては不安でしかありません。
「操作が苦手で、周りにも操作に詳しい人がいない」という場合には、
キャリアでも十分!
もしある程度webに慣れている場合には、がんばって格安SIMを検討しましょう。
まずは以下①・②を行えばOKです。
- キャリアマイページにいき、毎月の容量の平均をざっと把握
- 格安SIM比較サービスで、おすすめを提案してもらう
①のキャリアマイページは以下の表からクリックでとべます。
au | docomo | Softbank | |
マイページで確認 | My au | My docomo | My Softbank |
マイページログイン後、ざっと使っている容量を確認します。
次に、②の格安SIM比較サービスを使いおすすめの格安SIMを調べます。
使いやすく、信頼できる比較サービスを詳しく解説しているので覗いてみてください。
・通信速度が常に安定しており、速度を落としたくない人
格安SIMは大手キャリアから通信インフラを借りています。
ですので、大手キャリアのほうが格安SIMよりも通信速度は安定していて速いです。
一日のうち平日の昼間がもっとも混雑する時間なのですが、その時間帯だと格安SIMはどうしても遅くなります。
24時間常に通信速度が安定していて速くないとストレス、という人は大手キャリアが合っています。
- ☆合わせて読んでみて☆
- ・格安SIMの通信速度は遅い!?繋がりにくいと言われる原因を解説!
・何か困ったとき、すぐに店舗で解決したい人
大手キャリアは全国どこでも店舗があり、何か困ったときなどはすぐに駆け込めます。
しかし格安SIMは基本的に店舗がありません。
webからの手続き・公式ページからチャットで質問、など自分で調べて解決する力が必要があります。
店舗もある格安SIMもありますが、都市部に集中しているため地方地域の人にとっては気軽には行けません。
また、スマホの操作に不慣れな人は対面してショップ店員さんに教えてもらったほうが安心できます。
身近に教えてくれる人がいなく、スマホ操作に不慣れな人はキャリアを使ったほうがストレスなく過ごせます。
格安SIMに乗り換える前に知っておくべき注意点
それでも大手キャリアじゃなく、格安SIMに乗り換えたい!という人には、乗り換える前に知っておくべき注意点があります。
7つのポイントにまとめたので、これさえ知っておけば乗り換え後も焦ることなく快適に使えます。
- キャリアメールが使えなくなる
- 通信速度は時間帯によって遅くなる
- 最新機種の販売は、基本的に対応していない
- 店舗がないため、困ったときは自分で解決する
- LINEのID検索が使えなくなる
- 家族割などの割引は使えなくなる
- 支払い方法はクレジットカードのみが多い
・キャリアメールが使えなくなる
au・ドコモ・Softbankにはキャリアメールがありますが、格安SIMに乗り換えると使えなくなります。
キャリアメールの引き継ぎも可能ですが、3大キャリアともに料金が月額330円かかります。
1年間で3,960円だから、正直にいってあまりおすすめではないよ!
通信費を安くしたいのに課金したらもったいないです。
ですので、フリーメール(Gmailやヤフーメール)で対応しましょう。
キャリアメールよりも使い勝手がよく、セキュリティ面も安全なので全く問題ありません。
フリーメールの詳しい作り方も画像付きで解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
・通信速度は時間帯によって遅くなる
格安SIMは大手キャリアから通信設備を借りています。
具体的には、「三車線の道路のうち一車線を借りている」というイメージがわかりやすいです。
特に、平日のお昼の時間などみんながスマホを使う時間帯はキャリアと比べると速度が遅くなります。
一車線しか使えないから混むと渋滞しやすい=遅くなる、ということね!
といっても極端に遅くなるわけではなく、「今ちょっと遅いかなぁ?」くらいの感覚なので、ある程度許容できるなら問題ない通信速度です。
また、自宅にWi-Fiがある場合は全く問題ありません。
・最新機種(特にiPhone)の販売は、基本的に対応していない場合が多い
格安SIMでも機種の販売をしています。
Androidは格安SIM事業者にもよりますが、最新機種の販売もしているところが多く、SIMカードとセットで購入できます。
しかし、iPhoneの最新機種を販売している格安SIMはありません。
楽天モバイル・ahamoのみ最新のiPhone購入が可能だよ!
1〜3世代前のiPhoneでしたら販売している格安SIM事業者は多いです。
最新機種(特にiPhone)をどうしても使いたいという人は、「楽天モバイル」「Apple Store」「Amazon」のいずれかで購入しましょう。
・店舗がないため、困った時は自分で解決する
先に「困ったときに店舗で解決したい人」でもご紹介しましたが、格安SIMで店舗展開しているところはあまりないです。
店舗を持たないかわりに、事業者のコストを大幅に抑えているので料金を安く提供できています。
UQモバイル・ワイモバイルは全国や地方地域にも展開しているよ♪
webからの契約、困った時は公式ページや検索して自分で調べる、などで対応していくことが多くなります。
・LINEのID検索が使えなくなる
格安SIMではLINEの年齢確認ができません。
年齢確認ができないことにより、LINEの「ID検索」が使えなくなります。
しかし、しっかりと対策することで今までと同じように使うことができます。
- 年齢確認の対策
- ・QRコードやふるふる、友達に連絡先を送ってもらう
・ 乗り換え前に年齢確認を済ませておく
上記2つの対策をしてもらえれば、問題なく使えます。
3大キャリアを使っている場合、一度年齢確認をしておけばアカウントに紐付けられ再確認することはないので、まだしていない人は済まておきましょう。
・家族割などの割引は使えなくなる
3大キャリアには家族割などの充実した割引がありますが、格安SIMにはほとんどありません。
そのかわりに料金を安くして提供しています。
ワイモバイル・UQモバイルには割引制度があるよ♪
その他にも、光回線と組み合わせれば料金が安くなる格安SIMも多くあります。
母親と家族割適用で安くなってたけど、乗り換えたら適用されなくなるの?
残念ですが、適用外となり割引は使えなくなります。
ですので家族割を使っている場合には、「家族に事前に相談する」などで対応しましょう。
- ☆合わせて読んでみて☆
- ・ワイモバイルの家族割はお得?適用条件や申込み方法を画像付きで徹底解説!
・支払い方法はクレジットカードのみが多い
格安SIMは基本的に料金の支払いはクレジットカードが主流。
近年では口座振替にも対応する格安SIMがかなり増えていますが、対応していない格安SIMの方が多いです。
クレジットカードを持っていない・諸事情で作ることができない人にとっては契約するのが難しくなります。
その場合には、口座振替に対応している格安SIMか、大手キャリアを使いましょう。
まとめ
この記事では、格安SIMと大手キャリアの違いについて解説しました。
格安SIMは自由度が高く料金も安いですが、全員におすすめかというとそうでもありません。
それぞれの特徴や注意点をしっかり理解してから、どちらが良いか判断しましょう。
キャリアから格安SIMに乗り換えを検討している人は、事前に以下の注意点を把握しておきましょう。
もちろんキャリアから格安SIMに乗り換えても、合わない場合にはキャリアへ戻ることも可能です。
大手キャリア・格安SIMにもそれぞれメリット・デメリットはあります。
どちらが自分に合っているか、何も知らないでいたときよりも自分で納得して判断できることでしょう。
乗り換え後も後悔したくない・格安SIM各社の特徴もこちらで紹介しています。ぜひ覗いてみてください。