- au・ドコモと2つの回線が選べるけど、どっちがいいの?
- どっちのほうが通信速度は速いの?
料金や最新スマホ端末がとにかく安く、長く人気を誇っている老舗の格安SIM「IIJmio(みおふぉん)」。
気になっている人にとってIIJmioを選択する際、au・ドコモどちらかの回線を選択しなければいけません。
せっくなら通信速度がいいものを選びたいと思いますが、どっちがいいのか迷ってしまいますよね?
そこでこの記事では、IIJmioの通信速度の特徴を解説しつつ、au・ドコモ回線の速度を比較、どんな人に向いているのか徹底解説していきます。
結論、昼や夕方の回線が混雑する時間帯は遅くなるが、それ以外の時間帯は快適に使えます。
この記事のみでIIJmioの通信速度は理解できるように構成しているので、ぜひ参考にしていってください。
【ざっくり解説】IIJmioの通信速度の特徴
IIJmioの通信速度の特徴について、ざっくり解説していきます。
要点をまとめて紹介していくので、特徴をある程度押さえてからのほうがより理解できます。
- ドコモ・auの2つの回線から選択できる
- 速度制限後の速度は、300Kbpsと遅い
・ドコモ・auの2つの回線から選択できる
IIJmioの回線の種類は、「ドコモ回線」「au回線」2つです。
申し込みの際に、好きな回線を自分で選択することが可能です。
IIJmioでは、タイプD・Aと表記されている事が多いです。
「タイプD=ドコモ回線」「タイプA=au回線」と認識してもらえればOK!
下記表は、IIJmioの「ギガプラン」を表したものだよ♪
音声SIM | 音声eSIM | データ通信 専用SIM | データeSIM |
ドコモ・au回線 | ドコモ・au回線 | ドコモ回線 | ドコモ回線 |
回線によって料金が変わることはないのでご安心ください。
また、5G通信にも対応しており、お住いの地域が5Gエリアなら自動で切り替わるので大容量の通信もサクサク使えます。
・速度制限時の速度は、300Kbpsと遅い
格安SIMの速度制限時の速度で多いのが「1Mbps」ですが、IIJmioは「300Kbps」です。
「Kbps(キロビーピーエス)」→「Mbps(メガビーピーエス)」だから、他社と比べるとちょっと遅いかもね!
この300kbpsでなにができるかというと・・・
- 「テキストのメッセージ送信(LINE、メールなど)」→問題はない
- 「WEBページなどの閲覧」→そこまで問題はない
- 「インスタなどの画像表示や地図検索」→数秒〜2分くらいかかる
- 「動画などの閲覧、ゲームアプリ」→仕方ないと諦めてください
テキストメインの使用やWEBページの閲覧なら、そこまで問題なく使えるレベル。
My IIJmioアプリ(専用アプリ)で、低速モードへ切り替えてデータ通信量を節約することも可能ですよ。
解決方法も後半で解説しているので、参考にしていってください。
IIJmioの実際の通信速度は?速度情報から分析して徹底解説!
- 実際のIIJmioの通信速度は速いのか、遅いのか?
- ドコモ回線とau回線どちらが速いのか?
「みんなのネット回線速度(略:みんそく)」のデータを参考にしながら解説してきます。
Ping値 (50以下が理想) | 下り(ダウンロード) (5〜30以上が理想) | 上り(アップロード) (5以上あれば十分) | |
朝 (5:00~8:59) | 54.12ms | 60.58Mbps | 12.65Mbps |
昼 (12:00~12:59) | 94.83ms | 16.29Mbps | 10.24Mbps |
夕方 (16:00~18:59) | 56.66ms | 39.28Mbps | 8.61Mbps |
夜 (20:00~22:59) | 55.23ms | 52.97Mbps | 11.38Mbps |
深夜 (0:00~4:59) | 52.23ms | 63.05Mbps | 13.98Mbps |
<キャリア別> | <平均速度> (下り) |
au | 56.01Mbps |
ドコモ | 45.07Mbps |
※2024年2月時点の記録
※時間帯の速度情報、キャリア別の平均速度情報は、直近3ヶ月を計測
※「Ping値」は、数値が小さいほどラグ(遅延時間)が少ない
※「下り→メッセージ受信、SNS、WEBの閲覧」「上り→メッセージや画像の送信、など」
通信速度を確認するときは、「下り」が一番重要だよ♪
普通に利用するぶんには問題ない通信速度がでていますね。
しかし、「昼」の一番回線が混み合う時間帯は遅くなっています。
曜日や地域によっても変化するので、あくまで参考程度ですが、昼間は回線速度が遅くなることを覚悟しておきましょう。
あらかじめ知っておくだけでも「全然遅くて使い物にならないじゃん!」とストレスを抱えることも軽減されます。
また、みんそくの測定からだと、ドコモ回線よりもau回線の方が通信速度が速いと数値でも確認できます。
そこで、IIJmio公式で発表されているドコモ・auの数値を見てみましょう。
ドコモ回線 | au回線 |
下り:最大1288Mbps 上り:最大131.3Mbps | 下り最大958Mbps 上り最大112.5Mbps |
公式ではドコモ回線が速いですが、みんそくは12914件のIIJmioユーザーの実際のデータで計測しています。
私個人はみんそくのデータを参考にしてしまいますが、住んでいる地域でドコモ・auの速度も違うので地域で繋がりやすい回線を選択しましょう。
そもそも、なんで混み合うと遅くなるの?
IIJmio含め、格安SIMと呼ばれているものは3大キャリアから回線を借りてサービスを提供しています。
しかし、多くの人が同じ回線を一斉に使うと借りている回線が大渋滞になってしまうんです。
※格安SIMの車線に車が渋滞することで、速度が遅くなるイメージ図
回線が渋滞することで通信速度が低下してしまう、という格安SIMを使う上でのデメリットなので覚えておきましょう。
- ☆合わせて読んでほしい☆
- ・[通信速度]格安SIMは遅い!?繋がりにくいと言われる原因を解説!
IIJmioの速度制限後の対処&通信速度を少しでも上げる改善方法とは?
IIJmioは昼間や夕方など、混雑する時間帯の通信速度は遅くなりがちです。
また、速度制限になってしまうと300Kbpsの通信速度(テキストメインの送受信)しかできなくなるので不便になってしまいます。
そこで、速度制限後の対応&通信速度を少しでも改善できるかもしれない方法を解説していきます。
- クーポンカードやデータチャージで容量を追加購入する
- バースト転送機能をうまく使う
- 高速データ通信がOFFになっていないか確認する
- 5G通信に切り替えができるか確認する
・クーポンカードやデータチャージで容量を追加購入する
契約しているプランの容量を超えることにより、速度制限がおこります。
例:「4GBの料金プランを契約」→「4GBを超えてしまうと、速度制限になる」
速度制限になってしまった場合、データ容量を購入する方法があります。
IIJmioには、「クーポン」「データチャージ」の2つの方法があるので、詳しく解説します。
<クーポンカード>
ちょっとややこしいのですが、IIJmioではデータ容量のことを「クーポン」と呼んでいます。
「クーポン=データ容量」と思ってね!
このクーポンカードは、コンビニ・家電量販店や公式WEBサイトで購入することができます。
クーポンの種類 | データ容量/料金 | 利用期限 |
IIJmioクーポンカード | ・500MB:1,500円 ・2GB:3,000円 | 3ヵ月 |
IIJmioクーポンカード/セレクタブル | ・1GB:2,300円 ・3GB:4,100円 ・5GB:5,400円 | 3ヵ月 |
IIJmioクーポンカード/デジタル | ・1GB:2,300円 ・2GB:3,000円 ・3GB:4,100円 ・5GB:5,400円 | 3ヵ月 |
カード購入後、IIJmio専用アプリからクーポンコードを入力すれば容量が追加されます。
- クーポンカードの注意点
- ・クーポンカード購入から6ヵ月以内にクーポンコードを入力して登録しておかないと失効される
・リチャージ後(再チャージ後)は3ヵ月の利用期限なので、期限内に使い切る
・追加した容量は、翌月の繰り越し対応にはならない
主に、クレジットカードの登録が不安・めんどくさい人やプレゼントしたいときにおすすめです。
<データチャージ>
IIJmio専用マイページから、「1〜20GB」の容量が購入可能です。
ギガ(容量) | 料金 |
1GB | 220円 |
2GB | 440円 |
3GB | 660円 |
: | : |
20GB | 4,400円 |
購入方法は、
- IIJmioアプリ「MyIIJmio」からチャージをクリックしてログインする
- 「追加購入するデータ量を選択してください。」で、希望の容量を選択
- 購入完了後、アプリホーム画面で追加されているか確認
クーポンカードよりも、専用アプリからの購入が一番楽かつかなり安いのでおすすめです。
・バースト転送機能をうまく使う
速度制限になってもIIJmioには「バースト転送機能」というサービスがあります。
かんたんに伝えると、「最初の通信・読み込み速度が早くなる」という認識でOKです。
あくまで最初の数秒だけ速くなるだけので、テキストメインのサイトであれば利用可能ですが、動画などの閲覧は難しいのでご注意ください。
・高速データ通信がOFFになっていないか確認する
IIJmioには「高速モード」「低速モード」の切り替えができるスイッチがあります。
基本的には高速モードでいいのですが、遅い!と感じたら低速モードになっていないか確認しましょう。
切り替えるには、公式サイトか専用アプリ「みおぽん」から切り替えが行なえます。
手軽に行えるのは「みおぽん」で、ワンタップでON/OFFが切り替えられるので楽ちんですよ。
・5G通信に切り替えができるか確認する
IIJmioは5G通信にも対応しています。
切り替え方法を紹介しておきます。
- iPhoneの場合
- ①「設定」から「モバイル通信」を選択
②「通信のオプション」を選択
③「音声通話とデータ」をタップして、5Gまたは5Gオートを選択
- Androidの場合
- ①「設定」から「ネットワークとインタネット」を選択
②「優先ネットワークの種類」をタップし、5Gを選択
ですが、必ずしも通信速度が上がる!というわけではないのでご注意ください。
また、スマホ端末が5G対応機種かどうか、住んでいるエリアがまだ5Gに対応していないということもあるので、対応エリアを確認しておきましょう。
IIJmioの通信速度から、どんな人におすすめ?
IIJmioの通信速度は混雑時には遅くなる、ということがわかりました。
そこで、IIJmioはどんな人に向いているのか?のチェックリストを作成したのでぜひ参考にしていってください。
・IIJmioが向いていない人
- 通信速度を重視しており、どの時間でも快適に使いたい
- オンラインゲームなど、通信回線に安定を求めている
- YouTube・Netflixなど、高画質で動画を毎日みたい人
- 20GB以上使う人
IIJmioを使えば大幅な通信費の節約に成功します。
しかし、通信速度が24時間安定していない、データ容量が20GBじゃ足りないという人は他社格安SIMが合っているでしょう。
通信速度ならUQモバイル、大容量や無制限プランならahamo・
楽天モバイル、などだね!
・IIJmioが向いている人
- 自宅にWi-Fiを完備している人
- 毎月の通信費を大幅に節約したい人
- 最新端末や人気端末を安くゲットしたい人
- 通信速度をそんなに気にしていない人
- LINE、X(Twitter)、メールなどのテキストメインで使用する人
IIJmioの大きな特徴として、「料金の安さ」「スマホ端末の安さ」です。
他社から乗り換えキャンペーンで、スマホが安く手に入るよ♪
サブブランド(UQモバイル、ワイモバイル、ahamoなど)を除いた場合、格安SIMの枠だけで見ると通信速度は比較的に速い方です。
混雑時を避ければ快適に使えることでしょう。
なので、自分が使ってもいいですが、両親や祖父母が使うぶんには十分すぎる格安SIMになります。
端末や料金が安いから、プレセントであげてもいいかもね♪
他社から乗り換えで、最新端末が激安に・・・
まとめ
この記事では、IIJmioのau・ドコモの通信速度について解説してきました。
本記事をまとめると、
- 昼間・夕方の通信速度は遅くなる
- au回線の方がドコモよりも速い
- 速度制限は300Kbpsで、テキストメインの利用なら使える
- データ容量(GB)のチャージが安く、手軽にできる
混雑する時間帯を除けば、快適に利用できます。
ただ、曜日や地域によって差は出てくるので、au・ドコモ回線どちらを選んでも問題はないです。
SIMロック解除してなかったり、住んでいる地域で繋がりやすいほうを選べば大丈夫よ♪
とにかく遅くなるのはやだ!毎時間安定していてほしい!という人は、他社格安SIMがいいでしょう。
多少遅くても、普通に使うだけだから問題ないよ〜、という人にはIIJmioはおすすめです。
10GBのプランで1,500円だから、かなり節約になるもんね!
参考になれば幸いです♪
他社から乗り換えで、最新端末が激安に・・・